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アールグレイのない紅茶カフェ?

川口市の「紅茶を好きになってほしいお店」紅茶専門店Cuppa tea?です、こんにちは!

ブログ記事の冒頭に毎回↑と書いているのに、紅茶のことを書いてる割合が少ない・・・
と今更ながらに発見しまして(^_^;) 今回はカパティーで扱っている紅茶について
書いてみようと思います。
アールグレイのない紅茶カフェ?_d0225084_23515.jpg


カパティーにいらっしゃるお客様によく質問されます。

「ここは、アールグレイはないんですか?」

はい、カパティーのメニュー表にも、販売用の茶葉のカゴの中にも「アールグレイ」は
ありません。。。

実を言うと、私もカパティーで扱う茶葉に出会うまで、アールグレイが一番好きでした。
それなのになぜアールグレイがないのか・・・。

これは、カパティーで扱う茶葉の輸入元、「ロイヤルヘッジホッグ」社のご紹介から
書かなければならないかも知れませんね。

ロイヤルヘッジホッグ社の代表、小畑玲子さんは、オーナーWの紅茶の師匠です。
そして我々スタッフは、言うなれば孫弟子・・・。
先日のハロウィンイベントの際にもお越し頂いてパンプキンスイーツ&紅茶ミニレッスンを
開いて頂いたり、こちらからRH社のイベントに出席させて頂いたり。
何度かお会いしているのですが、紅茶に対する情熱や探究心は、その茶葉は勿論のこと
紅茶と共に頂くスイーツや食事にまで及び、またその知識を惜しみなく我々にも分けて
下さる素晴らしいお方です。

その小畑玲子さんが産地から個人的に入手していた茶葉をお知り合いに譲り分けていた
ところからスタートしたRHの紅茶・・・
そのこだわりは公式Webサイトのこちらの記述でよく理解出来ます。
■「Royal Hedgehog(ロイヤルヘッジホッグ)」の紅茶へのこだわり
 このときから、紅茶への思いは、全く変わっていません。それは、茶葉のクオリティーへの3つのこだわりです。
1.鮮度
2.個性
3.無添加

 まず、自分や自分の家族が安心しておいしく飲み続けられるもの、という基準を満たすこと。それには、
1.できるだけ新しいこと 当社の紅茶は茶園から直送されますから、早ければ摘んでから2週間足らずで、入荷します。1年中お茶が摘めるからこそ、一番おいしい季節(ピーククオリティーシーズン)の新茶にこだわり、年に数回茶葉を空輸します。古茶はお売りしません。
2.特徴がハッキリしていること 例えばダージリンならダージリン、ウバならウバ各々の産地や茶園の特徴のはっきりした茶葉を選びます。残念ながら、数あるサンプルに納得のいかない時は、輸入を見送ることも、また再度信頼おける現地バイヤーを茶園に出張させ、異なるサンプルを手配。ここは、決して妥協できないポイントです。
3.何も加えないこと 1.2を満たした茶葉には、余計な香りは必要ありません。新しく質の高い茶葉本来の、豊かな香りと美しい色、そして深い味わいを、そのままお楽しみいただくため、香料などは、一切加えておりません。
 この3つがどれも欠かせませんでした。それは、今も、お客さますべてに、「瞬間的なインパクトの強さより、日常的に飲み続けられるものをお届けしたい」、という思いに通じています。

 お茶は、日々の生活の中でくりかえし飲まれていくものです。だからこそ、茶葉そのものが、新しく、質のいいものであれば、忙しい暮らしの中で、多少ラフに入れても、おいしく入ります。逆に、鮮度が落ちた、あるいは質のよくないお茶は、どんなに丁寧に入れても、おいしく入らないものです。
 また、紅茶は農産物ですから、例え同じ産地の同じ茶園であっても、その年その季節によって、茶葉の状態はさまざまに変わります。当社は、鮮度も質も吟味して高いものを輸入していることは勿論ですが、さらに、こうして日々変化する茶葉をその時々のベストの方法で入れていただけるよう、ご提案しています。

(ロイヤルヘッジホッグ社webサイト「ロイヤルヘッジホッグのこだわり」より引用)

そう、その時期で一番美味しい!と判断した茶葉を新鮮なうちに輸入されているんですね。
そして、特徴がハッキリしているものを扱うので、その特徴を充分に楽しんで頂きたい、と。

そういったこだわりで輸入された茶葉を頂くと、なるほど、同じ名前(産地)の茶葉であっても
農園やシーズン毎に味わい・香りが違っている。
ファーストフラッシュ、セカンドフラッシュ、と言われるように、紅茶には一年のうちに
何度も収穫時期がありますから、新茶が入る度にその特徴を楽しんでいると・・・
あらまぁ不思議、季節が一巡していたりするわけです。そしてまた前年と違った味わいを
持つ新茶がニューフェイスで入ってくる・・・と。

エッセンスの香りよりも、ピュアリーフが持つ特徴をじっくり味わって頂いて、是非
お好みの紅茶を見つけて欲しい・・・

そういう想いもあり、Cuppa tea?にはアールグレイをはじめ香料を使ったタイプの
フレーバードティーがないのです。

もし、アールグレイとよく似たものをご提供するならば、ベルガモットの果実が入手
出来たら特別メニューでお出し出来ることもあるかも知れません。
(が、ベルガモットの果実自体が殆ど流通していません)
レシピはここではヒミツですが、スライスを浮かべたりもしません。

以前、紅茶教室を受講していた時期に運よく国産ベルガモットが入手でき、
先生にベルガモットティーを淹れて頂きました。その時期にはもう私は
RH社の茶葉オンリーになっていたので、久しぶりのベルガモットの香りでしたが、
やはり市販のアールグレイとは異なる柔らかい優しさのある紅茶になっていました。


そんなピュアリーフの持つ特徴を大事にしているRH社の茶葉、近日中にまた幾つかの
「秋の新茶」が入ってくる予定です。私も今から楽しみにしています。

ちなみに、Cuppa tea?で通常お出し出来る(&販売出来る)茶葉は下記の通り。
・ダージリン(インド)
・ウバ(スリランカ)
・キーマン(中国)
(上記はいわゆる世界三大銘茶)
・アッサム/ニルギリ
(以上、産地インド)
・キャンディー/ディンブラ/ヌワラエリヤ/ルフナ
(以上、産地スリランカ)

その他、ブレンドティーとしてミント、ジンジャー、シナモン、スパイス、いちご等が
あります。(オイルによっての香り付けはしておりません)

あとは・・・タイミングによって、ダージリンのファーストフラッシュがあったり、
今の隠しアイテムはシッキム(インド)のセカンドフラッシュでしょうか。

きっと、何か一つはお好みの紅茶を見つけて頂けるのではないかと自負しております。
カパティーで色々召し上がってみて、そしてお気に入りを見つけたら、ご自宅でも是非
楽しんでみて下さい!
アールグレイのない紅茶カフェ?_d0225084_3321915.jpg

by room_cuppa-tea | 2011-11-21 07:10 | Cuppa tea?な日々  

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